公開日:2023/10/21 更新日:2024/04/18

不動産売却における家を解体して売却するメリットとデメリットとは?【2023.10.21】

目次
 1. 建物解体して売却するという選択肢
  要注意事項
  1-1. 建物解体の費用とは?
  1-2. 解体することで得られるメリット
 2. 測量は必須条件
 3. 建物解体せずに売却するという選択肢
  3-1. 解体せずに売却することで得られるメリット
 4. 現況で売る・解体して売るどちらが良い?
  4-1. 各選択肢のデメリット
 5. どちらを選択すべきか?
 総合まとめ

1. 建物解体して売却するという選択肢

土地を売却する際、家や建物を解体してから売るという選択肢もあります。建物解体することで土地の価値や魅力を引き上げることができます。以下では解体の費用と解体することで得られるメリットについて詳しく説明します。

要注意事項

建物を解体する前に必ず、あなたの土地が再建築ができるかどうかを確認してください。再建築不可の建物を解体してしまった場合、将来的に建物を建築することが困難な不動産が全国には多々ございます。その場合ですと売却をすることが非常に困難になります。

1-1. 建物解体の費用とは?

建物解体の費用は、建物の大きさや構造によって大きく変動します。たとえば、小さな一戸建て住宅の解体は、比較的安価で数十万円から百万円前後です。一方、高層ビルや大規模な工場の解体には、数千万絵から数億円単位の費用がかかることも珍しくありません。建物の構造や建材も価格に影響を与えます。アスベストやその他の有害物質が含まれている場合、現在法律で厳しく管理されており、特別な処理が必要となり、費用が増加します。

また、建物解体する地域によっても解体費用が変わります。都市部では作業スペースの制約や周辺の建物への影響を考慮する必要があるため、解体費用が高くなることが一般的です。一方、郊外や田舎の地域では、広い敷地が利用可能な場合、建物解体作業が比較的容易に進行でき、費用が低めになることがあります。

解体業者によっても価格に違いがあります。複数の業者から見積もりを取ることは重要です。業者の信頼性や経験、許可や保険の有無も考慮すべき要因です。一つの業者に依頼せず、競争的な価格を提供する業者を比較検討することで、費用を抑えることができます。不動産の売却や不動産買取業者・空き家買取業者・不動産仲介業者などの選定が決まっている場合については、業者経由で相談してみるのも良いでしょう。

最後に、解体の費用には解体後の廃棄物処理費用も含まれます。不用な建材や廃材の適切な処理は環境法規制に従う必要があり、これにかかる費用も考慮するべきです。

注意点:土地として不動産を売却する場合は、地中内のガラや残置物にも注意が必要です。不動産を購入する顧客は建物を建てる方が基本多いので上物の建物解体だけではなく、地面の下の状況も重要になってきます。基本的に地中内埋設物(まいせつぶつ)については売主が負担することとなっており、建物解体だけではなく、地中内の障害物によっては費用が膨大になることがあるため、注意が必要です。

解体の費用はプロジェクトごとに異なりますので、詳細な費用見積もりを取る際に、建物や土地、空き家を専門に扱う空き家買取業者や解体業者に相談して、具体的な情報を入手しましょう。

1-2. 解体することで得られるメリット

解体することで得られるメリットはいくつかあります。まず一つ目は、土地の魅力と価値を引き上げることです。古くなった建物や構造物が立っていると、購入者からの評価が下がる可能性があります。解体することで更地になり、新しい建物を建てることができるため、より魅力的な土地となります。

二つ目は、新たな建物を建てることで付加価値が生まれることです。解体後に新しい建物を建てることで、新築住宅や投資用物件としての需要が高まります。また、新しい建物は省エネや耐震性に優れていることが多いため、住みやすい環境を提供できるでしょう。

以上のように、解体することで土地の魅力や価値を高めることができます。しかし、解体には費用や手間がかかるため、売却予定の土地の状況や需要に合わせて慎重に検討する必要があります。

2. 測量は必須条件

もし、解体を検討されている方が建物解体後に不動産を売却するのであれば、測量は必須になるケースがほとんどです。つまり、あなたの持っている不動産の土地が正確に測量を行い、新たな買主へ引き継ぐ必要があります。古い物件や代々所有されてきた不動産の場合、過去の測量履歴では現在の測量方法と大きく相違が出る場合があります。登記上の土地の広さと実際の土地の広さは違う可能性があるのです。そのため、土地家屋調査士への調査依頼を行い、実測してもらう必要があります。費用20万円台から大きな土地、複雑な土地になってくると100万円を超えることも珍しくありません。

また、隣地とのブロック塀がどちら側の管理なのかも重要です。隣地の境界線を定めていく上でブロック塀の管理なども測量を通じて話し合う必要がある場合があります。

安易に建物解体だけすれば良いというと希望の不動産売却ができるわけではないので、専門の不動産業者をはじめ、空き家や土地を扱う空き家買取業者などに相談してみるのもおすすめします。

3. 建物解体せずに売却するという選択肢

解体せずに売却することも一つの選択肢です。特に、古民家や中古住宅などの古い建物が建っている場合は、そのまま売却することも考えられます。空き家買取業者では、中古住宅、老朽化アパート、倉庫、土地、再建築不可物件、違法建築物件なども現況にて買取を行っているため、空き家買取業者や専門性の高い不動産買取業者を利用することをお奨めします。

3-1. 解体せずに売却することで得られるメリット

解体せずに売却する場合、以下のようなメリットがあります。

手間やコストの削減: 解体工事には時間と費用がかかるため、解体する手間やコストを省くことができます。解体作業には建築専門家や許可手続きが必要で、これらの手続きにかかる時間と費用を回避できるのが大きな利点です。また、解体に伴うゴミ処理や環境への影響も考えなくて済みます。

即時に売却可能: 解体工事を待つ必要がないため、売却までの期間が短くなります。これは特に急いで不動産を売却したい場合や、急な資金が必要な場合に非常に重要です。不要な遅延を避け、素早く取引を完了できます。

中古住宅としての需要: 中古住宅の需要は増加しており、特に新築住宅の価格高騰があるため、リーズナブルな中古住宅に需要があります。これは、住宅購入を検討している人々が、予算を抑えつつ魅力的な住宅を探しているためです。解体せずに不動産を売却することで、中古住宅市場での競争力を保ち、需要に応じた価格で売る機会を得られます。また、地域や物件の特性に応じて、リフォームやアップグレードを行うことで、中古住宅の魅力を高めることも可能です。

要するに、解体せずに売却することで、手間やコストを削減しながら即時に売却でき、中古住宅市場での需要に応じた価格で取引ができる利点があります。不動産売却の方法として、適切な選択肢であることが明らかです。

4. 現況で売る・解体して売るどちらが良い?

4-1. 各選択肢のデメリット

解体して売却する場合、まず解体の費用がかかります。解体工事には専門の業者を雇う必要があり、その費用は売却時の利益を圧迫することになります。また、解体には時間もかかりますので、すぐに売却したい場合には適していないかもしれません。

一方、解体せずに売却する場合、土地に古い建物が残ったままとなります。これにより、購入意欲をそぐ可能性があります。また、建物が老朽化している場合は、修繕や改築費用がかかる可能性があります。これによって売却価格が低くなる可能性もあります。

5. どちらを選択すべきか?

どちらの選択肢が良いかは、個々の状況やニーズによって異なります。解体して売却する場合は、建物を撤去することで、更地の状態で土地を売却できるため、需要が高まる可能性があります。一方で、解体費用や時間がかかることを考慮する必要があります。

解体せずに売却する場合は、建物が残った状態で売却することになります。売主の意向や地域の需要によっては、古家付き土地として需要があることもあります。しかし、建物の老朽化や修繕費用がかかることを考慮する必要があります。

最終的な選択は、売主自身が将来の価値や需要の予測を考慮し、総合的な判断を下す必要があります。

総合まとめ

 解体して売却するメリットとデメリットを考えると、どちらの選択肢が良いかは状況によります。建物解体の費用や手間を考えると、解体せずに売却する方が簡単であり、中古住宅や古家付き土地の需要も高まっているため、良い売却先を見つけることも可能です。また、不動産業者を通した解体は、個人の方がネットなどから探してきた解体業者より安く収まる可能性があるため、結果手取りが多くなるケースもあります。建物解体して更地にして、土地を土地家屋調査士によって測量することで、新築したい人が興味を持つ可能性もあります。その場合、思ったより値段が付くという事もあります。結局のところ、売主の意向や現状の状況によって最適な選択肢は変わってきます。専門知識があり、沢山の物件を取り扱い、解体業者等も沢山取引をしている空き家買取業者や不動産仲介業者に査定依頼をすることで、選択肢を比較し、最適な売却方法を選ぶことが重要です。

空き家買取バンクでは、全国の空き家の買取・倉庫・アパート・土地・残置物がある状態・再建築不可・告知事項物件・違法建築・未登記物件・相続不動産・複雑な権利調整が費用な不動産など多く取り扱っています。解体業者の選定や土地家屋調査士・司法書士・弁護士を含め手配もワンストップで対応しています。まずはご相談してみてください。

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サイト名
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